あなたは、「生活習慣を変えたい」と思ったこと、きっと一度はありませんか。
早起きしよう、食事を見直そう、もっと前向きに考えよう——。 そう決めて、数日は頑張ってみる。 でもいつの間にか、元の自分に戻っていたりします。
そんな繰り返しに、心当たりがある方も多いんじゃないかと思います。
なぜ習慣は変わりにくいのか
習慣を変えようとした時に、よく耳にする言葉があります。
「よほど強い動機や危機感がないと、習慣を変えるのは難しい」
それはそうかもしれません。 でも、それだけが理由でもなさそうです。習慣が変わりにくい理由のひとつに、すぐに結果が出ないということがあります。数日なら辛抱できますが、数週間やってみて、何も変わった気がしなければ、モチベーションが落ちてくるのは自然なことだと思います。それは 意志が弱いわけじゃなくて、人間の脳の仕組みとして、そういうふうにできています。
習慣の種類
一口に「生活習慣」といっても、実はいろんな種類があります。
食習慣 何を、いつ、どんなふうに食べるか。間食や飲み物の選び方まで含めると、生存本能と深くつながっているので、習慣の中でも変えるのがとくに難しい領域
睡眠習慣 何時に寝て、何時に起きるか。睡眠の質は、その日の思考や感情のコンディションに、思った以上に影響する
言動習慣 日常の言葉遣いや、人への接し方のくせ。無意識に出る口癖や態度が、人間関係に影響している
思考習慣 物事をどう受け取り、どう意味づけするか。同じ出来事でも、見方ひとつで感じ方がずいぶん変わってくる
行動習慣 日々の選択や行動のパターン。先延ばしや完璧主義などもここに入いる
この中で比較的、変化が感じやすいのが「思考習慣」と「行動習慣」かもしれません。思考が少し変わると、行動も変わってくることが多く、この2つは切り離しにくいので、ここではまとめて「習慣」と呼びます。
習慣を変えるために、必要なこと
習慣を変えていくには、大きく次の3つのことが必要です。
- 知識 どの習慣を変えると、望む状態に近づけるのかを知ること。的が外れていると、頑張っても結果に結びつきにくいです。
- スキル どんな方法で変えていくのか、具体的な手順があること。やり方を知っているかどうかで、変化のスピードはずいぶん変わります。
- やる気 明確な目的と、動機づけ。「なんとなく」じゃなくて、「なんのために変わりたいのか」が自分の中で腑に落ちているかどうかが、続けられるかどうかの大きな分かれ目になります。
習慣は、意志の問題じゃない
先延ばし、他人への批判、短気、我がまま——。
こうした悪習慣は、本人が思っている以上に、脳の深いところに根づいています。 長い時間をかけて積み重なったパターンは、「よし、変えよう」という気持ちだけではなかなか動きません。だからこそ、ひとつ手放せたとき、なんだか新しいステージに立てたような感覚があったりします。
「習慣を変えて、マインドセットを書き換える」
スキルやビジネスの知識と同じように、これも生き方の大切な土台のひとつです。
あなたへの問い
最後に、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
あなたの中にある、どの習慣を変えたら、望んでいる状態に近づけそうですか?
そして—— 何のために、その習慣を変えたいですか?
答えはすぐに出なくて大丈夫です。 ただ、この問いをそっと心に持っておくことが、変化の最初のきっかけになるはずです。
投稿者プロフィール

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武蔵野美術大学卒業後、東京の建築デザイン事務所に就職。その後、京都で建築士事務所を設立。人の共通心理をとりいれた店舗や狭小住宅の企画設計を生業としていたが、59歳で心筋の半分以上が壊死する重度の心筋梗塞で倒れ、事務所を廃業。紆余曲折を経て住環境ライフコンディショニングコーチとしてリスタート。近年では、企業研修において、それぞれの組織に応じた内容にカスタマイズし提供している。
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