退院まで、残すところ一週間となりました。
一人暮らしに戻る寂しさに加え、こちらでお世話になった医療従事者の方々との別れが、少しセンチメンタルな気持ちを呼び起こしています。特に、私のリハビリを担当してくれた理学療法士の先生。年齢的には孫ほどの若さですが、小さな手で自分の腱鞘炎を心配するほどに力強くマッサージをしてくれました。痛みに弱い私が毎日のリハビリを続けられたのは、彼女の励ましがあったからこそです。
毎日一緒に取り組む中で感じたのは、理学療法士の先生の技術が単に入院中のリハビリにとどまらず、私の生活そのものを見直すヒントになっていたということです。入院前の生活習慣や退院後の暮らし方にまでつながるアドバイスを、もっと先生のスキルの延長として聞けたら、患者としては本当にありがたいだろうなと感じました。そうした視点を持ちながら、退院後も自分で工夫を重ねていくつもりです。
現在、右膝の可動域は120度が限界です。日常生活を送る上ではこの120度あれば大きな支障はないそうです。しかし、私が目指すのは130度以上。そこに到達するためには、退院後に自分で継続できるトレーニングが欠かせません。そのため、この入院期間中に「自宅でも実践できる運動」や「日常生活の中で膝を意識する動作」をしっかり教わります。
具体的には、階段の上り下りをリハビリの一環と捉え、無理のない範囲で膝を曲げ伸ばしすること。歩行の際には膝だけに負担をかけないように、腰から全体のバランスを意識してゆっくりと歩くこと。そして、椅子に腰かけるときや立ち上がるときに急な動作を避け、膝の角度を確認しながら丁寧に行うこと。こうした小さな積み重ねが、やがて膝の可動域を広げる力になるはずです。
45日間の入院で得られた体験や思い出は、これからの夢に向かう第一歩として、私に勇気を与えてくれたので、退院後の日常生活や仕事の中で少しずつ取り戻していこうと考えています。
さて、本題からは少し外れますが、改めて膝を痛めた原因を振り返ってみます。高校時代の半月板損傷、そして心筋梗塞で倒れるまで続けていたテニス。どちらも「負けず嫌い」の性格が深く関わっていました。若い頃から年下に負けたくない一心で、歳に見合ったプレーを受け入れられずに無理をしてしまった。その結果が今の膝であり、過去の心筋梗塞でもあったのかもしれません。
もちろん、この性格があったからこそ今の自分があるとも思っています。けれど、健康に関して言えば、その「負けず嫌い」が時に自分を追い込んでしまう。これからは少し立ち止まり、ゆっくりした時間を楽しみながら、理学療法士の先生に教わった動きを繰り返し、身体を整えていきます。
こうして私の「入院記録」を締めくくります。
45日間の学びと気づきは、これからの人生を歩んでいくうえでの大切な糧。負けず嫌いの自分ともうまく付き合いながら、新しい一歩を踏み出していきます。
投稿者プロフィール

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武蔵野美術大学卒業後、東京の建築デザイン事務所に就職。その後、京都で建築士事務所を設立。人の共通心理をとりいれた店舗や狭小住宅の企画設計を生業としていたが、59歳で心筋の半分以上が壊死する重度の心筋梗塞で倒れ、事務所を廃業。紆余曲折を経て住環境ライフコンディショニングコーチとしてリスタート。近年では、企業研修において、それぞれの組織に応じた内容にカスタマイズし提供している。
マイベストプロ
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