この45日間、膝の人工関節置換手術のため入院していました。
おかげさまで9月26日に退院できましたが、退院後も生活に制限が残り、自主的なトレーニングを積み重ねることが欠かせません。退院してからの日々は、新しい生活を整える挑戦の連続。人工関節に置き換えた膝と向き合いながら、できることを一つひとつ確認し、生活に必要な動作を取り戻していく毎日が始まりました。

自宅はエレベーターのない4階にあり、自宅から駅までは片道1キロの上り下り。普段は仕事の機材など約11kgのリュックを背負って移動しています。入院中も退院後を見据えて、最後の一週間は11kgリュックを背負い、病院の庭を1キロ歩いた後に4階まで階段を上り下りする訓練を続けました。

その成果もあり、今ではなんとか階段を登れるようになりました。ただし降りる際は膝への負担が大きく、まだ難しい状況です。自宅から駅までの往復は歩けるようになり、退院から3日目には自転車にも乗れました。次は車の運転。右膝なのでブレーキ操作は慎重に練習を重ねるつもりです。

入院中は1日1600カロリーの食事で過ごし、45日で約9キロの減量ができました。一日3時間のリハビリのおかげで筋肉はほとんど落ちず、膝のためにもリバウンドはしないと心に決めています。人工関節は137度まで曲がるように設定されていますが、現在は125度が限界。ここから先は自分の努力次第。

今回の経験から、もし50代で関節に不調があり手術を考えている方がいたら、「無理をせず、70歳になる前に人工関節置換を受けておく方が良い」とお伝えしたいです。年齢とともに身体は硬くなり、長年の歩き方の癖がリハビリに影響を与えるからです。

さらに、リハビリの先生方から学んだ大切なことは、「老いること自体は悪いことではないが、動ける間は自分の足で歩く。そのためには股関節、膝関節、足首、足指を柔らかくしておくことが欠かせない」ということでした。

退院後は、こうした学びを日々実践しながら、自分の足で歩く未来を描く挑戦の記録です。一歩一歩の歩みを大切に、この経験が同じように悩む方の参考になれば幸いです。

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投稿者プロフィール

小橋広市
小橋広市
武蔵野美術大学卒業後、東京の建築デザイン事務所に就職。その後、京都で建築士事務所を設立。人の共通心理をとりいれた店舗や狭小住宅の企画設計を生業としていたが、59歳で心筋の半分以上が壊死する重度の心筋梗塞で倒れ、事務所を廃業。紆余曲折を経て住環境ライフコンディショニングコーチとしてリスタート。近年では、企業研修において、それぞれの組織に応じた内容にカスタマイズし提供している。

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